┏本日の内容━━━━━━━━━━━━━┓

【1】「冷え症」は東洋医学の得意分野

【2】薬膳的に診る冷えタイプ

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【1】「冷え症」は東洋医学の得意分野

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「冷え」は、女性のお悩みランキングでも常に上位にランクインし、その割合も7割以上に達する調査もあるほど!そして、「冷えは万病のもと」と言われますが、便秘や肩こり、頭痛、月経痛、不妊など様々な不調の原因となり、女性は負のスパイラルに陥りがちです。

けれど、西洋医学的には病気としては考えられておらず、「女性には良くあること」、「体質だから仕方ない」と諦めている人も多いのではないでしょうか?

実は、そういった不調については東洋医学の得意分野!

薬膳生活で冷え症を改善し、不調の負のスパイラルから抜け出しましょう。

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【2】薬膳的に診る冷えタイプ~気血不足タイプ、気血巡り悪化タイプ、水分代謝悪化タイプ~

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1:【気血不足タイプ】

カラダを構成する3つの要素「気・血・水」のうち、「気」や「血」が不足して、冷え症となっているタイプです。

さて、ここで気や血の働きについて、おさらいしてみましょう。

「気」は体や心の活動に欠かせないエネルギーをさします。「気」の中でも特に「陽気」は全身を温める働きを持ちます。「気」は、血や水を全身に巡らせる働きもあります。

そして、「血」はカラダの細胞や器官がスムーズに働くための栄養物質です。

そのため、「気」や「血」が不足すると、全身のすみずみまで血(=栄養)がいきわたらずに、冷えを起こしやすくなります。また、「陽気」が不足すると、温める力そのものも弱くなり、強い冷えを引き起こします。

前回もお伝えしましたが、日本人はこの「気」と「血」を作り出す「脾=消化吸収運搬システム」が弱い方が多く、気血の両方が不足する気血両虚になりやすい傾向にあります。

また、年齢を重ねると、カラダを温める「陽気」の力が不足した陽虚の状態になり、下半身に強い冷えを感じるようになります。陽虚タイプは女性不妊だけでなく、男性不妊の原因ともされており、妊活カップルは要チェックです。

2:【水分代謝悪化タイプ】

水の巡りが悪くなり、カラダの中に余分な水分が溜まって、冷えているタイプです。

カラダの不調は、もともとの体質に加え、食事や季節、住環境などの影響で体とっては毒となる「邪気」が入り込むことで、症状として現れます。

水分代謝悪化タイプの冷えは、「寒の邪気」と「湿の邪気」によって体が影響を受けた結果です。

ジメジメした梅雨のように、水分を含み、重く、じっとりカラダにへばりつくような「湿の邪気」。

凍えるような冬の寒さのように、ぎゅっとカラダが縮まるような「寒の邪気」。

どちらもカラダの巡りが悪くなり、カラダに余分な水分が溜まりやすくなるのは、イメージがつくのではないでしょうか。

夏の過剰な冷房やお花屋さんのように寒く湿気の多い職場環境、生もの、冷たいものの摂り過ぎなども、「寒の邪気」「湿の邪気」を生みます。

気血不足になりやすい傾向がベースにある日本人は、気の巡らせる力が弱く、水がたまりやすいため、「寒湿の邪気」の影響を受けやすく、注意が必要です。

3:【気血巡り悪化タイプ(お血)】

血の巡りが悪くなり、カラダに老廃物を含んだ汚れた血がたまった状態である「お血(おけつ)」により冷えているタイプです。流れの悪いドロドロ血をイメージするとわかりやすいかもしれません。

「お血」により血の流れが滞ると、特に末端の流れが悪くなりやすく、手足の冷えを感じます。また、上半身に比べ、下半身の流れが悪くなりやすく、冷えのぼせのような症状がみられるのもこのタイプの特徴です。

中医学では、不通則痛(通らなければ痛む)という原理があり、冷えだけでなく、痛みを伴うこともしばしばあり、月経痛も骨盤内に瘀血が溜まっているサインのひとつです。

「お血」は、寒湿の邪気の影響や、ストレスや運動不足により気が滞り、血の巡りが悪い状態が長期間続くことで起こるため、日頃からのメンテナンスが大切です。

ひとことで、「冷え症」といっても、いろいろなタイプがありますね。

あなたはどのタイプに当てはまったでしょうか?

では、冷え症を改善するにはどうすれば良いでしょうか?

ここまでのお話で、ただ温めれば良いというわけではないことは、お分かりかと思います。

タイプ別に簡単にお伝えしていきますね。

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【3】冷え症を改善するには?
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1:気血不足タイプ
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気や血を補うための食事や生活をしましょう。

気血を生み出す「脾」を丈夫にするのもポイントです。

おすすめのお茶は「黒豆茶」

穀物は気(エネルギー)を補う働きがあり、黒い食材は血液を補うとされています。

気と血を同時にチャージできる黒豆茶は、まさに気血不足の方にぴったりですね!

そのほか、3日目の「気虚」、「血虚」タイプ、4日目のカラダにいい食習慣も参考にしてみてくださいね。

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2:水分代謝悪化タイプ
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お腹を温めて、カラダから「寒湿の邪気」を取り去りましょう。

食事で意識したいのは、薬味やハーブ、香辛料(ショウガ、ネギ、ニンニク、ニラ、シソ、山椒、コリアンダー、カルモダン、シナモンなど)を小まめに取り入れることです。

おすすめのお茶は、ショウガ茶。シナモンなどのスパイスやはちみつをプラスすると、温める力がさらにアップしますよ。

もちろん、原因である「寒湿の邪気」を避ける工夫も大切です。

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3:気血巡り悪化タイプ
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気を巡らせて、お血を取り去ることが必要となります。

気の巡りをよくする香りの強い野菜や柑橘類と、タマネギ、青魚、トマト、パプリカ、紅花といった血液サラサラ食材を意識的に摂りましょう。

お勧めのお茶は、ハイビスカスやローズ入りのハーブティー。血液サラサラ効果だけでなく、見た目も鮮やかなルビーレッドで幸せな気持ちになりますよ。

その他にも気の巡りを良くする柑橘系の香りの入浴剤や体を芯から温めるヨモギを入れて、入浴をするのもお勧めです。

次回は、「メンタル不調」についてお伝えします。